北海道が独自に作成した「評価調書」は、施設の衛生管理状況を評価するため、基本的な取組、一般的衛生管理(施設面・管理運営面・作業手順書)、HACCPに関する取組などについて、100項目以上の評価項目が設定されています。
特定の製造ラインについて採点を行い、その評価結果により施設の衛生管理の状況を8段階で評価します。評価調書を用いることで、施設の衛生管理に関する取組を客観的に把握することができ、改善が必要なところも明確になるので、ステップアップを目指す取組につながります。
評価段階が7段階以上の場合、北海道HACCP認証審査会において専門家による審査を経て、認証されます。認証された施設には「認証書」が交付される他、製品には「認証マーク」を表示することが可能になります。
「製造・加工編」では、輸出に取り組む施設向けに46項目のオプション項目を設けています。オプションの評価項目で、80%以上の評価点数を獲得した場合には、英語併記の認証書が交付されます。
評価調書は、食品工場を対象とした「製造・加工編」、スーパーマーケットなどバックヤード部門を有する施設を対象とした「バックヤード編」、給食施設や大型飲食店を対象とした「大量調理編」の3種類があり、あらゆる業態に対応しています。
具体的な評価項目は各評価調書を、採点方法は記入要領をご覧ください。
製造・加工編 評価調書 / 記入要領
バックヤード編 評価調書 / 記入要領
大量調理編 評価調書 / 記入要領
評価調書の採点項目に関する留意事項
輸出に取り組む施設向けオプションで80%以上の評価点数を獲得した場合には、英語併記の認証書が交付されます。