北海道HACCP自主衛生管理認証制度とは・・・?
北海道HACCP自主衛生管理認証制度は、道内の食品関係営業者が取り組んでいる自主的な衛生管理について、営業者の申請に基づき、登録評価機関(*1)が行う評価と、専門家で構成する認証審査会(*2)での審査を経た上で認証する制度です。
*1:北海道に登録された民間の衛生コンサルタント会社等
*2:事務局は公益社団法人北海道食品衛生協会(平成19年8月16日北海道選定)
北海道HACCPの特徴
- 北海道内の施設が対象であり、あらゆる業態に対応しています。
- 製造・加工編:食品製造・加工場を対象
- バックヤード編:スーパーマーケットなどバックヤード部門を有する施設を対象
- 大量調理施設編:給食施設や大型飲食店を対象
- HACCP(ハサップ:危害要因分析重要管理点方式)の手法を取り入れた衛生管理を確実に行っていることを第三者が認証します。
- 北海道が定めた評価項目について一定の基準をクリアする高度な衛生管理に関する取組を認証します。
- 食品衛生法に基づくHACCPに沿った衛生管理に関する取組に加え、北海道が独自に定めた評価項目により、認証基準を設定しています。
- 製造・加工編では、輸出に取り組む施設向けにオプション項目を設けています。
- 認証を受けた施設・食品は、北海道が公表するほか、製品に認証マークを表示することができます。
- 認証は、3年ごとの更新制なので、高度な衛生管理が継続されていることを定期的に確認できます。
認証を取得するまで
メリット
- 大がかりな設備投資をしなくても、衛生管理の水準を高めることができます。
- 従業員の衛生管理に関する意識の向上が図られます。
- 第三者である登録評価機関や認証審査会による客観的な評価、認証のため、社会的な信頼が得られます。
- 自主衛生管理の取組に対する姿勢、努力を消費者等に広くアピールできます。
- 製造、加工施設の衛生水準が向上するので、食中毒などの食品事故の発生リスクを低減させることができます。
- 万一、不衛生な食品の製造などのトラブルが発生しても、その原因究明や改善を容易にすることができます。